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Our Goals

更新日:2021年2月22日

2021.2.22








以前、「すべての病気を治したい」という自分の夢を表明しました。





この夢は、自分としては本気で実現を目指していますが、ちょっと壮大すぎるのでもっと具体的な目標設定が必要ということに最近気が付きました。


具体性を伴わない、ただ壮大なだけの夢では、リアリティがなく空虚なだけですね。。。


一応研究者のはしくれなのに、そんな基本的なことに1年半経ってようやく気付くという、、笑







と、まあ反省はここまでにして、気持ちを新たに自分のゴールを具体的に定義しようと思います。







上記の壮大な「夢」をどのように具体的な目標に落とし込むか。






考えてみるとけっこう難しくて、考えるいい訓練になりました。



「具体的」ということは、どういうことか?をまず考えました。



その結果「具体的」とは、定義したゴールの達成を客観的に判定できる(数値まで設定する)必要があると結論付けました。



また、最終的な夢は「すべての病気を治したい」ということですが、「治す」という定義も実はあいまいです。


「治す」とは、根治(完全にその病気が治癒する)ことなのか、それとも腫瘍のような不治の病だけど今よりもっと長生きできるようにすることなのか。



そういったことを考えに考えぬいた結果、ようやく具体的なゴールを決めました。






それは、






既存の標準治療による生存期間を2倍以上に伸ばす







というゴールです。






現在、移行上皮癌(膀胱癌)、前立腺癌、慢性腎臓病で新しい治療法を開発し、このゴールを達成しようと日々チャレンジしています。




上記の疾患は、基本的には根治の難しい疾患ばかりです。




そのため現実的な目標として、まずは生存期間を既存の治療の限界から2倍以上に伸ばすこと、と決めました。




生存期間を2倍以上に伸ばすということは、副作用もできるだけ少ない治療法を目指す必要があります。


治療効果が非常に高くても、もし副作用も強ければ、副作用で寿命が短くなってしまうリスクが出てきてしまいます。


そして副作用が強ければ、いくら生存期間が延長しても生活の質(Quality of Life: QOL)を維持できなくなります。

苦しい時間が長くなってしまっては本末転倒です。







このゴールが達成できれば、単純にご家族と一緒に過ごせる時間を倍にすることができます。






なかなかチャレンジングな目標ですが、挑戦しがいのあるゴールを定義できたと思います。








ゴールが明確になれば、あとはそれに向かって突き進むだけです。






さて、今日もやりましょうか。





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