2020.8.25
「できない理由を並べるのではなく、どうやったらできるかを考えよう。」 これは僕が学生によく伝えるコトバです。
研究をしていると、いろんな制約があります。
お金(研究費)が足りない。
それを調べるためのツールがない。
設備がない。人がいない。。あげればキリがありません。
特に東大生は、いい意味でも悪い意味でも頭がよいので、実験する前に結果をシミュレーションしたり予想したりして、
「これはこういう理屈だからいい結果が出なそうだ、、それならこの実験はやらなくていいや。」とやる前から諦めてしまうことが何度もありました。
僕はこの度に、
「まずできない理由を考えたりあれこれ並べたりするのではなく、どうやったらできるか(目的を達成できるか)を一緒に考えよう。」といい続けています。
もちろん、誰が見ても明らかに失敗するだろうということや既にやられていることなど、ムダになるだろうということが分かりきっている場合は、その学生の判断を支持します。
が、
大抵のことはやってみないとわからないと僕は思っています。
まずは「行動する」こと。
やってみた結果、たとえ失敗しても、それは次に同じ失敗を繰り返さないように教訓とすれば、まったくムダじゃないです。
むしろそれことが一番重要なことだと思います。
とりあえずためしにやってみる。
それも思いついたらすぐやってみる。
うまくいったらラッキー。
うまくいかなくてもそれを次に生かせればラッキー。
要するに「試行錯誤」しましょう。ということです。
「試行錯誤」って、僕が言いたかったことをひとことで表してます。
これを考えたひとは素晴らしいコトバのセンスだなあ。
今年の24時間テレビのテーマは「動く」でした。
とってもいいテーマだと思いました。
少しだけ見たのですが、ちょうどやっていたのがロボット研究者の古田貴之先生が出演されていたところでした。
新しいロボットを開発する際には、1ヶ月以上ほとんど寝ずに食事も3日に1回、、体重が40キロ以上減ったこともある。
まさに「動きまくる研究者」です。
もはやクレイジー。圧倒的な熱量に畏敬の念を感じざるを得ませんでした。
マジですごすぎでしょ、、
ちょっとでもこの先生の見えている世界が見えるように、僕も今すぐ動かなきゃ。
そう思って今これを書いています。
自分が動かなければ、自分の人生も動いていかない。
考えれば当たり前のことですが、なかなか一歩を踏み出すのが面倒だったりします。
年齢は関係ないです。
古田先生は現在52歳。それでも動きまくってます。
僕もこれから動きまくりたいと思います。
あなたも。
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