2019.1.1
あけましておめでとうございます。
平成最後の年がはじまりました。
僕が現在の研究室に赴任して4年。
次年度が5年目となります(学部を卒業して11年目!)。
月日が経つのは本当に早い、、
そこで一つの区切りとして、今年の抱負をしたためました。
今年の抱負(目標)は「アウトプット、そして社会貢献」です。
(下手な字ですみません、、)
自分でイチから研究を主宰するようになって5年目。
そろそろインプット(データの蓄積)だけではなく、積極的にアウトプット(結果の公表)していく時だろうと思います。
インプットだけでは意味ないですからね。
そしてできれば、研究の結果を社会に還元したいです。
現在、研究結果に基づいて、犬の移行上皮癌・前立腺癌の臨床試験を実施しています。
2つの薬剤についてその効果と副作用を調べていますが、1つ目の薬剤のデータがまとまりつつあり、それを今年発表する予定です。
この結果は医学領域にもつながると思っているので、インパクトの大きな仕事になれば嬉しいです。
なにより今回の研究が、移行上皮癌で困っているワンコたち、そしてその飼い主さんを少しでも助けることに繋がれば、それは望外の喜びです。
獣医学研究(特に犬や猫の小動物臨床の研究)は、医学研究の二番煎じとよく言われます。
僕はそれが悔しくて仕方がないです。
たしかに獣医学研究はマイナーな領域であり、規模も研究費も少ないですが、それでもできることはたくさんあると思います。
「獣医学だからこそできる研究」というものを、僕はやりたいです。
獣医学でインパクトの大きい仕事をするために鍵となるのは「比較生物学」と「小動物臨床試験」ではないかと僕は思っています。
そのためには、
①まず自分がワクワクする研究をする(楽しむ)。
②それを学生たちや共同研究先の先生たちに共有する(巻き込む?)。
③得られた研究結果を社会に還元する(ココまでできたら理想的)。
この研究スタイルでこれからもがんばります。
まずは今年、インパクトの大きい仕事を発表したいです。
獣医学研究でもここまでできるんだ、ということを証明したい。
そして「新たな研究の種」も今年蒔く予定。
4月から大学院生が3人入るのでとても楽しみです。
これからもワクワクする研究をしたいです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
2019年1月1日
前田真吾
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