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執筆者の写真マエダシンゴ

講義は一番前で聴こう!

2019.8.24







職業柄、大学の授業や学会で講義をする機会がよくあります。



反対に、僕がほかの先生の講演を聴くことも多いです。



その時にいつも不思議に思うのが、大学の学生だけでなく社会人の方でも率先して後ろの席に座る人が多いということ。



後ろの席ばかり埋まって前の方の席はガラガラ、ということもよく見ます。




「学会で見かける7不思議」のひとつです。







僕は人の発表を聴く際は、必ず前のほうに座ります。



前の席が空いていなくて、後ろの席に座らなければならないときは、ゲンナリしてそれだけで帰ろうかなと思ってしまうほどです(たいてい一番前は空いていることが多いですが)。







前の席に座ることのメリットはたくさんあります。



特に最前列で話を聴くことで、後ろの席とはまったく次元の異なる臨場感が得られます。

発表者の息づかいまで伝わってくるほど。



話している人の熱が伝染し、こちらも自然と真剣に聴くモードに入ることができます。

必然的に疑問がどんどん湧いてきます。

質問もどんどん浮かんできます。



そして実際に質問するときも、話している人と物理的に近いので発言しやすいです。








一方後ろの席で聴いていると、どこか他人事な感じがして集中力を維持することが難しいです。



発表者の声も(マイクを使っていたとしても)遠く、スライドを使っている場合は文字が見えないこともしばしば。



質問をしようにも、物理的に遠いので大声を出さなければならず、気後れして質問できなくなること必至だと思います。



これではたとえどんなに素晴らしい講義を聴いていても、その感動は半減してしまう。







後ろの席に座るメリットってなんだろう、、



授業などの場合、当てられない?

ほかのこと(内職)ができる?

寝れる?




・・・




だったら、その講義にでなければよくない?





学生だったら、単位のために仕方なしって場合もあるかもしれないけど、

学生じゃない社会人が、お金と時間を使ってその講義を聴いているのだとしたら


めっちゃもったいないことしてるなー、と思います。




もちろん、学生でも一番前で聴くことで、つまらねー!と思っていた講義がアラ不思議。

おもしろくなってくることがあります。


注:一番前で聴いてもつまらない授業は、その授業自体が本当につまらないのでそのときはあきらめましょう。






僕はせっかく自分の時間を投資するのであれば、一番いい席で聴きたいと思うのでなにがなんでも最前列に陣取りたいです。



そして自分が興味のない講演であれば、さっと席を立ちます。



興味がないのにだらだらとその場にいて、つまらなそうにしていたり寝てたりするよりも

退席するほうがよっぽど好感度が高い気がするのですが、どうなんでしょう、、?










「学会で見かける7不思議」をもうひとつ。




質疑応答の時間はだれも質問しないのに、講演が終わって発表者が帰る準備をしているときに個別に質問しようとする人ってなんなんでしょう??



質疑応答のときにたくさん質問がでて、自分が質問する時間がなかったならわかります。



でも、質疑応答のときは誰も質問しないのに、終わった瞬間にゾロゾロと列をなして個別に質問する、という光景を本当によく見かけます。




コレはどういう意図なんでしょう??




自分の質問とその答えをみんなに共有したくないのか?


変な質問をしたら恥ずかしいと思うのか?


質問したかったけど、ドキドキして発言できなかったのか?(直接話しかけるのもけっこう勇気がいる気がしますが)


発表者と直接話して知り合いになりたいのか?(これなら理解できます)





発表者も自分の発表の後に予定があるかもしれないので、発表後に列をなして個別に質問しに行くのはマナー違反だと僕は思うのですが、どうなんでしょう、、?



僕が思うに、個別に質問しに行く人は後ろの席に座っていることが多い気がします。



なので、是非シャイな人ほど最前列で話を聴いてみてほしいと思います。




後ろの席で聴いていたときとは、世界が変わります。


冗談じゃなく、ほんとに。







講義を聴くときは一番前で!





是非お試しあれ。







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